武元晋也
SHINYA TAKEMOTO
- 製品保証部 品質改善課 主任
- 2010年9月入社
時間をかけて良い物を作るのでは不十分。
良い物を速く作る
- 今の仕事について
- 誰が作業する時でも、必要な品質や効率を満たした製品を確実に生産できるようにするため、マニュアルとなる手順書や指図書を整備しています。個人の感覚で仕事をするとバラツキが出るので、正しい手順や基準の数値を定めます。「標準化」と呼ばれる仕事です。
- 入社の経緯は?
- 前職は県外の自動車部品メーカーで品質保証に関する仕事をしていました。岡山へUターンすることにしたものの、リーマンショックで就職がむずかしい時期だったため、ひとまず職業訓練校で機械加工を学びながら求職活動を行いました。その時、ちょうど学んでいたスキルを生かせる東豊精機に出会い機械加工オペレーターとして入社しました。
- 入社後はどんな経験を?
- 最初は大変でした(笑)。先輩から口頭で指示を受けて体で覚えていきましたが、基準がないと作業はむずかしいことが多かったです。以前の職場には手順書や指示書があり、東豊精機でもそのようなものがあればいいのに、と。経験が少ない人でも、より早く、確かな品質で効率良く仕事が進められると考えました。会社に提案したら「ぜひやってほしい」と任されました。
- 標準化のコツは?
- 「問題の本質」を理解することが大切です。何が原因で問題が生じているのか、真の問題を突き止めて対応しなければ再発します。それには一連の仕事を深く理解することが必要です。私もオペレーターの仕事をこなしながらプログラムや加工技術など勉強しました。
- どんな人に向いていますか?
- 物事を表面的に捉えて満足することなく、なぜこれをやらないといけないのだろう、他にもっと良い方法もあるのでは、と本質から考える人にはとても向いています。自分のやったことで製品品質が良くなり、自分自身も成長していきます。まだまだ改善の余地が多いので、チャレンジの場がたくさんあります。
- 今後の抱負
- これまで少し厳しめに指導してきたのですが、今後は抑え、メンバーが自分の意見をどんどん言える雰囲気に変えていきたいです。製品の品質だけでなく、コスト、納期、全体を向上していけるよう、みんなが力を発揮していける職場を目指します。